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偽の通販サイトの見分け方|注文する前の3分で確かめること

ネットの安全・セキュリティ2026年8月28日
偽の通販サイトの見分け方|注文する前の3分で確かめること

検索で出てきた通販サイトが、有名店の名前を使った偽物だった。この手口は年々巧妙になっており、見た目だけでは判断がつきません。ただ、偽サイトには共通した特徴がいくつかあり、注文する前に3分ほど確認するだけで、かなりの割合を避けられます。

値段が不自然に安いのは最初の目印

定価が決まっている商品なのに、他店より大幅に安い。しかも在庫が豊富で、どのサイズも選べる。これは、そもそも商品を持っていないサイトの典型です。売る気がないから、在庫の制約がありません。

季節外れの商品が大量に並んでいる、廃番になったはずの型番が新品で出ている、といった点も同じ理由で目印になります。安さに理由がないなら、まず疑ってかかったほうが安全です。

支払い方法を見る

いちばんはっきり分かるのが支払い方法です。クレジットカードが使えず、銀行振込しか選べない。振込先が個人名義になっている。この2つがそろっていたら、注文しないほうが確実です。

個人名義の口座への振込は、事業者としては不自然です。また、振込は決済が完了すると取り消しが難しく、被害の回復が最も困難な支払い方法でもあります。カード払いなら、不正利用として申し立てる道が残ります。

  • 銀行振込のみで、振込先が個人名義
  • 注文後にメールで別の口座を案内してくる
  • 「今だけ」と急がせて、振込期限が異常に短い
  • 代金引換や後払いが一切ない

会社の情報を確かめる

通販サイトには、事業者の名称、住所、電話番号、責任者名などを表示する義務があります。特定商取引法に基づく表記といった名前のページに置かれているのが普通なので、そこを開きます。

見るのは、書いてあるかどうかだけではありません。住所を検索してみて、その場所に実在する建物があるか、まったく関係のない会社が入っていないかを確かめます。電話番号が携帯電話だったり、そもそも番号が書かれていなかったりする場合も、注意が要ります。

日本語の不自然さ

翻訳ソフトで作られた偽サイトは、細かいところに不自然さが残ります。送料の説明、返品の条件、よくある質問といった、目立たないページほど手を抜かれています。トップページだけでなく、こうしたページを開いてみると気づきやすくなります。

ただし、最近は文章の精度が上がっており、日本語だけで見抜くのは難しくなっています。あくまで補助的な判断材料として使います。

ドメイン名とつながり方

アドレス欄に表示される文字列も手がかりになります。有名店の名前に余計な単語や数字がくっついている、見慣れない文字列で終わっている、といった場合は疑います。公式サイトのアドレスは、検索ではなく、店舗のレシートやカタログ、公式アプリから確認するほうが確実です。

通信が暗号化されているかどうか、つまりアドレスがhttpsで始まっているかは、いまや判断材料になりません。偽サイトでも暗号化は使えるためです。鍵のマークがあるから安全、という理解は捨てたほうがいいところです。

広告と検索結果の見分け

検索結果の上のほうに出るものが公式とは限りません。広告枠は費用を払えば表示されるため、偽サイトが上に来ることがあります。表示に「広告」「スポンサー」と付いているものは、公式かどうかを別に確かめます。

短縮されたアドレスや、メールやメッセージに貼られたリンクから入るのも避けたほうが無難です。同じ商品を買うにしても、自分で店名を検索し直して、公式であることを確かめてから入ります。

それでも注文してしまったら

気づいた時点でできることがあります。カードで払ったなら、すぐにカード会社へ連絡して事情を伝えます。不正利用として扱われる場合があります。振込であれば、振込先の金融機関と警察へ相談します。

あわせて、サイトに入力した情報を思い出します。他のサービスと同じパスワードを使っていたなら、そちらを先に変更します。個人情報が渡っている前提で、不審な連絡が来ても応じないようにします。

相談先を知っておく

消費生活センターは、こうした被害の相談先として使えます。消費者ホットラインの番号は188で、住んでいる地域の窓口につながります。判断に迷う段階でも相談できるので、注文前に不安を感じたときにも使えます。

買う前の3分でやること

手順としてまとめると、次の3つです。店名で検索し直して公式かどうかを確かめる。支払い方法にカードが選べるかを見る。事業者情報のページを開いて住所を検索する。慣れれば3分もかかりません。

不安が残るなら、その店では買わないという判断で構いません。同じ商品は他でも手に入ります。安さの差より、届かない危険のほうが高くつきます。

まとめ

安すぎる価格、振込のみで個人名義、事業者情報の欠落。この3つのどれかに当たったら、そのサイトでは買わない。それだけで大半は避けられます。公式サイトへは検索経由ではなく、レシートやアプリから入る習慣をつけておくと、さらに確実になります。

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