
QRコードは、読み取った先がどこかを確かめてから開けば安全に使えます。偽のコードは見た目で見分けられないため、読み取り後の画面で判断する習慣をつけます。
QRコードの中身は「文字列」
QRコードそのものに危険はありません。中に入っているのは、ウェブサイトの住所や、決済の情報などの文字列です。危険があるとすれば、その文字列が偽のサイトを指している場合です。
紙に印刷されたコードは、上から別のシールを貼って差し替えられます。街中のポスターや駐車場の精算機、飲食店のテーブルなど、誰でも触れる場所のコードは、貼り替えられている可能性を頭に置きます。
読み取った直後に見る場所
カメラでコードを読むと、開く前に住所が画面に表示されます。ここで開く前に3点を見ます。
- 住所の最初の部分が、期待した会社やサービスの名前になっているか
- 名前の中に、余計な文字や似た綴りが混ざっていないか
- 短縮された住所で、行き先が分からない形になっていないか
行き先が分からないときは、開かずに閉じます。店や施設のコードなら、店員に聞けば正しい住所を教えてもらえます。
開いた先で入力を求められたら止まる
コードを読んだ先で、IDとパスワード、カード番号、暗証番号の入力を求められたら、そこで手を止めます。正規のサービスであっても、コード経由で開いたページには入力せず、いつも使うアプリか、自分でブックマークした住所から入り直します。
決済で使うときの注意
スマホ決済には、店のコードを客が読む方式と、客の画面を店が読む方式があります。店のコードを読む方式では、支払う前に店名と金額が画面に出ます。店名が違えば、コードが差し替えられています。
自分の画面を店に見せる方式では、画面に出るコードは支払いにしか使えず、短い時間で切り替わります。ただし、画面を撮影させない、待ち時間に表示したままにしない、という基本は守ります。
メールやSMSで届いたコード
メールやメッセージの中に貼られたQRコードは、住所の文字列を隠す目的で使われることがあります。文字の住所なら迷惑メールの判定で止まるものが、画像なら通ってしまうためです。
届いたコードを読む前に、送り主が本当にその会社かを確かめます。宅配や銀行を名乗るメッセージのコードは、読まずに公式アプリで状況を見るのが確実です。
自分でコードを作るとき
案内やチラシにコードを載せる側にも注意があります。無料のコード作成サービスの中には、作った側のサイトを経由してから目的の住所へ飛ぶものがあります。経由先のサービスが止まると、コードが使えなくなります。
長く使う印刷物には、経由のない形で作れるツールを使い、印刷前に自分のスマートフォンで読んで、正しい住所が表示されるかを確かめます。
家族に伝える3点
子どもや高齢の家族には、細かな見分け方より、次の3点を伝えるほうが守られます。開く前に住所を見る、入力を求められたら閉じる、迷ったら家族に聞く。この3点で、コード経由の被害はほとんど防げます。




