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自宅のWi-Fiが遅いと感じたら|置き場所と設定の見直し

在宅・働き方2026年8月17日
自宅のWi-Fiが遅いと感じたら|置き場所と設定の見直し

自宅のWi-Fiが遅いと感じたとき、いきなり回線の契約を見直したり機器を買い替えたりする前に、確かめておくとよいことがあります。実際には、置き場所や設定を少し変えるだけで戻ることが少なくありません。この記事では、どこに原因があるのかを切り分ける手順から、置き場所の考え方、周波数帯の使い分け、買い替えを考えるときの見方までを順に整理します。

どこが遅いのかを切り分ける

最初にはっきりさせたいのは、遅いのが「家じゅう」なのか「特定の部屋」なのか、そして「いつも」なのか「時間帯によるのか」です。ここが分かるだけで、疑うべき場所が絞れます。

ルーターのすぐ近くでも遅いなら、無線ではなく回線側や機器そのものの可能性があります。逆に、近くでは問題なく離れた部屋だけ遅いなら、電波の届き方の問題です。夜だけ遅いのであれば、地域や家庭内で同時に使う量が増える時間帯の影響を考えます。

切り分けの途中で試す価値があるのが、ルーターとモデム(回線終端装置)の電源を入れ直すことです。順番はモデム、次にルーターで、それぞれ起動しきるまで少し待ちます。長く動かし続けた機器は、これだけで調子を取り戻すことがあります。

ルーターの置き場所を見直す

電波は、金属や水気のあるもの、厚い壁に弱いという性質があります。冷蔵庫の裏、水槽のそば、金属製のラックの中、床に直置き、といった場所は、電波にとって条件がよくありません。

望ましいのは、家の中でよく使う部屋から見て中心に近く、床から少し高い位置で、周りに大きな遮蔽物がない場所です。棚の上に置いて、前面を部屋に向けるだけでも届き方が変わります。電子レンジの近くも避けたいところです。

間取りの都合でどうしても電波が届かない部屋があるなら、中継機やメッシュ対応の機器を足す方法があります。ただし、中継機は元の電波が弱い場所に置くと弱いまま中継してしまうので、あくまで電波が届いている範囲の端に置くのが基本です。

2.4GHzと5GHzを使い分ける

家庭用のルーターの多くは、2.4GHzと5GHzという2つの電波を出しています。名前の違いだけでなく、得意な場面がはっきり分かれます。

5GHzは速度が出やすい代わりに、壁や床をまたぐと届きにくくなります。2.4GHzは速度では劣りますが、遠くまで届き、障害物にも比較的強い電波です。ルーターと同じ部屋なら5GHz、離れた部屋や階が違う場所では2.4GHz、と覚えておくと選びやすくなります。

接続先の名前(SSID)の末尾に「-A」「-G」や周波数の表記が入っていることが多いので、部屋ごとにつなぎ分けてみてください。機器によっては自動で切り替わる設定もありますが、うまく切り替わらないときは手で選ぶほうが安定します。

買い替えとセキュリティの見直し

置き場所も設定も見直したうえで改善しないなら、機器の世代を確認します。長く使っているルーターは、対応している規格が古く、つないでいる機器の数に対して力不足になっていることがあります。同時につなぐ機器が増えた家庭ほど、この差は出やすくなります。

買い替えや設定変更のついでに、管理画面のパスワードが初期設定のままになっていないかも確認しておきましょう。機器のファームウェアを最新に保つことも、安全に使い続けるうえで欠かせません。自動更新の設定があれば有効にしておくと手間がかかりません。

在宅勤務で会社の情報を扱う場合は、家庭内の機器であっても守るべき点があります。総務省 テレワークにおけるセキュリティ確保に、家庭側で気をつける項目がまとめられています。

まとめ

Wi-Fiが遅いときは、どこで・いつ遅いのかを切り分け、置き場所を見直し、周波数帯を使い分ける。この順番で試すと、費用をかけずに戻ることが多くあります。それでも改善しないときが、機器や契約を見直す番です。あわせて管理画面のパスワードと更新の設定も確認しておくと、速さと安全の両方を整えられます。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。機器の設定項目や名称は製品によって異なるため、詳しい手順はお使いの機器の取扱説明書やメーカーの公式案内でご確認ください。

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