
「空き容量がありません」と出て写真が撮れない。この状態は、何を消すかを決める順番さえ分かれば短時間で解けます。やみくもにアプリを消す前に、容量の内訳を見ます。
まず内訳を見る
設定のストレージの項目を開くと、写真、動画、アプリ、その他といった区分ごとの使用量が出ます。ほとんどの場合、上位を占めるのは写真と動画、次に動画配信アプリのダウンロード分です。
内訳を見ずに整理を始めると、数十メガバイトのアプリを消して満足し、数ギガバイトの動画が残ります。効くのは大きいところからです。
写真と動画の減らし方
写真は枚数より動画の尺が効きます。数分の動画が数本あるだけで、写真数百枚分に相当します。撮ったまま見返していない動画から確認します。
クラウドに預ける設定にしている場合でも、端末に実体が残る設定になっていることがあります。「端末の容量を最適化」といった項目を有効にすると、本体には小さい版だけが残ります。
- 連写した写真 … 似た構図が並ぶので、残す1枚を決めて他を消す
- スクリーンショット … 用が済んでいるものが多く、まとめて消しやすい
- 長い動画 … 先にパソコンか外付けに移してから消す
アプリのキャッシュを削る
地図、SNS、動画のアプリは、表示を速くするためにデータを溜めます。この分はキャッシュと呼ばれ、消してもアカウントや設定は残ります。アプリごとの詳細画面から削除できます。
音楽や動画をダウンロードして持ち歩くアプリは、オフライン再生用のファイルが増えます。もう聞かない作品を選んで消すだけで、まとまった容量が戻ります。
消す前に確認したいもの
メッセージアプリの中の写真や動画は、消すと相手とのやり取りからも消えます。残したいものだけ先に保存してから、まとめて削除します。
使っていないアプリを見分ける
設定の一覧では、最後に使った日付が表示される機種があります。半年以上開いていないものは、消しても困りません。必要になれば入れ直せます。
端末によっては、使っていないアプリを自動で取り除き、データだけ残す仕組みがあります。有効にしておくと、以後の管理が楽になります。
移す先を決めておく
消したくない写真や動画は、移し先を先に決めます。パソコンの外付けドライブ、クラウド、どちらでも構いませんが、置き場所を2か所に散らすと、どこにあるか分からなくなります。
移したあとに端末から消す時は、必ず移し先で開けることを確かめます。転送の途中で止まっていて、実は移っていなかった、という失敗が起きやすい場面です。
それでも足りない時
整理しても足りないなら、容量そのものが小さい機種である可能性があります。買い替えの際は、写真と動画をどれだけ端末に置きたいかで容量を選びます。日々の撮影が多い人ほど、本体容量の差が使い勝手に出ます。
写真を減らす前に決める基準
整理が止まるのは、1枚ずつ迷うからです。基準を先に決めると手が動きます。人が写っているものは残す、書類や値札の記録は用が済んだら消す、同じ場所を連続で撮ったものは1枚だけ残す。この3つで大半が片づきます。
迷うものは「保留」のアルバムにまとめ、半年後に見返します。その時点で開いていないものは、以後も開きません。
容量が減ると動作も変わる
空き容量が極端に少ないと、写真が撮れないだけでなく、更新が失敗する、アプリの起動が遅くなるといった症状が出ます。本体容量の1割程度は空けておくと、動作が安定します。
更新ができない状態が続くと、修正されるはずの不具合や安全面の対策も入りません。容量の確保は、単に写真を撮るためだけの作業ではありません。
定期的に見る習慣にする
いっぱいになってから片づけると、時間がない場面で焦ります。月に一度、ストレージの画面を開いて上位3つだけ確認する。この程度で足ります。
旅行や行事のあとは特に増えます。帰った週のうちに、動画とスクリーンショットだけ見ておくと、次に困りません。




